炭火串焼きの提供時間が21時迄なのには幾つかの理由があります。
一つは当店の「営業時間が23時」までなので。
21時と言っても時間ピッタリにストップではありません。店内が混んでいればオーダーも増えるので、ラストオーダーを取る前に23時近くになってしまう事も多々あります。
逆に21時前にピッタリ止まってしまう事もあります。そこは臨機応変に対応しております。
混雑時の21時前後にフラッといらっしゃるお客様がいると串の対応が出来ないので、「串のラストオーダーは終了しました」とお伝えしております。
もう一つの理由は結構深刻な問題です。ウチの死活問題にもなります。
それは使用している豊後備長炭が「入手困難」になってきている事実があるからです。
職人さんの後継者が減ってきている為に、今迄よりも需要と配給のバランスが崩れてきている実情があります。
なので大量に発注が出来ないと言う事、それと備長炭の中でもより「高級備長炭」の為に様々なコストも掛かります。
そう言った理由から、「豊後備長炭」を少しでも無駄にしない為、そして職人さんが大変苦労して形にした作品にリスペクトの気持ちを込めているからです。
特に当店の周辺には炭を使わずに電気やガス台を使用しているお店が多い事から、備長炭に対して「付加価値」をつけているのも事実です。
そして最後の理由です。
居酒屋(所謂、赤提灯です)ではない和食(寿司屋や天ぷら店など)のお店だと、余程のご常連様でない限りは21時前後にフラッと入店は中々難しいと思います。ラストオーダーや閉店時間も大分早目の時間帯だと思います。
ウチも炭と串焼きやワインなど、相当なこだわりやコストを掛けています。
お酒はワインがメインですが、串焼きは和食の世界にいた時の知識や技術を用いてご提供しています。
なので赤提灯の形態のお店とは差別化を図っている為に、ご来店の際にもご予約をお願いしている次第です。
何卒、ご理解を頂けますようお願い申し上げます。